ONE PIECE FILM GOLD が最高過ぎた件
最高かよ!
音楽とストーリーが最高だった!
ONE PIECE FILMは全て観ていますが、自分の感想では
STRONG WORLD:☆4
Z:☆3
といった感じなのですが、今作は間違いなく☆5!
満足の出来でした。
以下、ネタバレ含む感想。
エンターテイメント性
映画の冒頭はテゾーロのショーでスタート。
歌と踊りで魅せられ、本作のゴージャス感を感じられます。
麦わらの一味が、舞い散る金に迎えられながらグランテゾーロに入島すると、ロングロング海賊団との戦闘になり一味の懸賞金額含めた紹介。
そういえばウソップの懸賞金2億だったなと思いつつ満足。
早速ギャンブルに興じる一味ですが、ルフィ・ウソップ・チョッパーがカーレースにエントリー。
「相手もやってるんだからルフィやウソップも直接妨害すれば楽勝なのに」という気持ちは抑えつつ、疾走感あふれるカーレースが展開。
STAR WARS EP1のジャックポッドレースを思い出しました。
エンタメ映画としての掴みはここで取れた感じがしました。
そして、テゾーロの罠に落ちるわけですが、捕らえられたのはなんとゾロwww
テゾーロのゴルゴルの実の能力によって金で固められてしまいます。
ワンピースにおいて、ゾロというのはジョーカー的ポジションで、話を展開させる上で非常に扱いづらい存在となっています。
というのも、ゾロが「世界一の剣豪」を目指す剣士のため、基本負けが許されません。
安易に敗北させようものならゾロの立ち位置、覚悟などが崩れてしまい、ファンの怒りを一心に受けます。
かといって、ゾロを野放しにすると一人で敵を全滅しかねないパワーバランスのため、いかに合理性を持たせて駒としてのゾロを封じるかが肝になってきます。
しかし、本作においては「島の入口で浴びた金が体を侵食する」という設定によって、見事にクリアされています。
まぁ、どんだけ能力覚醒されとんねんという話ではありますが、そりゃ捕らえられてもしょうがないよねという納得感はありました。
非常に丁寧に設定を練られているなと感じたシーンでした。
まさかのヒロイン枠に収まったゾロを奪還すべく、次なるミッションは「お宝奪還」。
テゾーロにハメられて背負わされた借金(ゾロが借金のカタ)を返すべくテゾーロのお宝(テゾーロマネー)を狙います。(アリなのかそれ?)
エンタメの一大ジャンル「泥棒」。ミッションインポッシブル、キャッツアイ、ルパン三世、全部をひっくるめたような活劇が繰り広げられます。
この時の音楽が最高に盛り上げてくれます。
そして個人的によかったのが、ナミが作戦立案、指揮を執るなど一線で活躍することです。
STRONG WORLDでもそうでしたがナミは基本ヒロインポジションのため、脇にいることが多いです。
それも仕方ないかと思っていたのですが、そこをあえて戦闘タイプでないナミが活躍するという話にしてくれたのが嬉しかったです。
そして、物語はクライマックスに向けて展開されるわけですが、一転して麦わらの一味が窮地に立たされます。
自分の中ではここからどうやって挽回するのか想像もつかなかったのですが、見事に立場を逆転させます。
それまでテゾーロが散々口にしていた口上の「希望が絶望に換わる瞬間、それこそが究極のエンターテインメント」をそのままテゾーロに返す一味のカタルシスといったらもう!!!
衣装も一新して啖呵を切ったときのかっこよさ!
間違いなくテゾーロの口上を映画で体現していました。
正直、この時点でお腹いっぱいで何の文句もなかったのですが、後のバトルフェーズでも圧巻の内容。
「ショー」「カーレース」「ドロボウ」「バトル」、そしてそれを盛り上げる音楽と、これでもかとエンターテイメントを突き付けられました。
上映後も興奮の余韻治まらず、パンフレットを即買いしました。
最高の2時間半でした。
鑑賞後Yahoo!映画のレビューを見ると、以下の通りでした。
STRONG WORLD:3.86
Z:3.3
GOLD:3.85
正直4越えは確実だろうと思っていたので意外でしたが、感想は人それぞれ。
ただ、もし観ようかどうか迷っている人がいるのなら、是非観にいかれることをお勧めいたします!
損はないですよ!